工学教育において、ものづくり人材=技術者の養成は重要な目標のひとつです。
機械工学科の「フィロソフィーを持ったエンジニアの育成」を目指した教育プログラムは、日本技術者教育認定機構(JABEE)により諸外国の大学が提供する機械工学教育と同等の質を有していると評価されています。
修了生のメリットとしては、国家資格である技術士資格の第1次試験免除が挙げられます。技術士資格はまだ、国内では社会的には認知があまりされていませんが、2000年の技術士法改正により、広い範囲の技術者に活用できる制度となり、今後は技術者としてのスタンダードな資格へと発展していくことが期待できます。技術者としての資格試験の部分的な免除は国内だけでなくワシントン協定に加盟している各国の技術者登録資格にも適応されます。また、加盟国間の連携メリットは資格だけでなく、教育機関で新たな教育を受ける際にも有効です。